すべて永久歯になる頃（12歳頃）から、「おとなの矯正」になります。おとなの歯の矯正、と言い換えてもいいかもしれません。矯正治療というと中高生がやるものというイメージが強いかもしれませんが、最近は、成人になってから治療を始められる方も数多くいらっしゃいます。子育てが終わり、60歳過ぎてから治療を始める…なんて方も、たくさんいらっしゃいます。

「矯正はいつから始めるのがいいですか？」という質問をよくいただくのですが、始めたいと思ったときが「その時」です。もちろん、その方の症状に合わせて、医学的なベストタイミングというものはありますが、矯正治療は治療期間が長く、患者さんの頑張りが欠かせません。「いま始めたい！」という強い気持ちが大切です。各々のライフスタイル、症状に合わせて、各種装置をご提案させて頂きますので、まずはお気軽にご相談ください。

すべて永久歯になる前（0～12歳頃）は、「子どもの矯正」になります。Ⅰ期治療、早期治療などと呼ばれます。子どもの矯正では、歯ならびを整えるだけではなく、顎の成長をコントロールしたり、歯ならびを悪くしてしまう悪い習慣を見つけて直したりします。現時点で顎の骨にズレがあったり、または今後ズレてきそうな場合は、子どものうちから治療を行うことが大変重要です。

来院のタイミングとしては、3歳（幼稚園入学ごろ）・6歳（小学校入学ごろ）・12歳（中学校入学ごろ）がおすすめです。反対咬合やベロの悪いくせ・指しゃぶりなどがある場合は3歳から、骨格のずれがある場合は6歳から治療をすることが多いからです。12歳以降は大人の歯の矯正の適用になります。