年齢別・目的別に使い分ける「フッ化物」の正しい活用法

むし歯予防において、**フッ素（フッ化物）**は世界的にもっとも信頼されている方法のひとつです。
「フッ素は体に悪いのでは？」という不安を持つ方もいらっしゃいますが、正しく使えば、安全で効果的な方法であり、日本でも専門学会が年齢ごとに使い方を推奨しています。

フッ素がむし歯予防に推奨される理由

• エナメル質を強化し、むし歯菌が出す酸への抵抗性を高める

• 脱灰（歯が溶けること）を抑え、再石灰化（元に戻す作用）を促進する

• むし歯菌の活動自体を抑える働きもある

つまり、歯を守り、菌を抑え、修復も助ける――フッ素は三位一体のむし歯予防ツールなのです。

年齢別｜フッ素入り歯みがき剤の推奨使用量

4学会合同の最新推奨（2023年）に基づき、以下の通りです

ポイント：

• 使用後のうがいは少量の水で1回のみにとどめることで、フッ素の効果が最大限に発揮されます。

• 歯磨き粉のフッ素濃度（ppmF）表示を確認してから使用しましょう。