
最近、雑誌『Tarzan(ターザン)』で「健康寿命は、歯が決める!」という特集が組まれ、SNSでも話題になっていました。
歯の健康が全身の健康に深く関わる──そんなメッセージが広く届いているのは、とても良いことだと思います。
実は私、この雑誌の 2010年6月号(特集「目と歯の話」) を、今でも本棚に大切に残しています。
当時、私はまだ歯学部の学生で、書店で偶然この特集を手に取り、「歯が雑誌の表紙を飾るなんて」と驚き、思わず購入したのを覚えています。
それ以来、なぜか手放せずにいました。
15年前の号と並べて読むと、いろいろな発見がありました。
2010年号でも、2025年号でも共通していたのは、
「歯の健康が体の健康を支える」という普遍的なメッセージ。
噛む力の大切さ、歯周病と全身疾患の関係、歯を失うことの影響――
どちらも、“歯を守ることは人生を守ること”という視点で一貫しています。
この点が変わっていないことに、むしろ安心すら覚えました。
今回の特集を見て印象的だったのは、
「健康寿命」「審美」「マウスピース矯正」「歯科人間ドック」など、
歯をとりまくテーマが、より広く、具体的に扱われていることです。
歯科が“美容”や“全身の健康”と結びついて語られるようになったのは、
この15年での大きな変化だと感じます。
一方で、どちらの号にも共通して欠けている視点があります。
それは──「なぜ虫歯になるのか」 という根本的な問いです。
虫歯は、細菌だけでなく、
食生活や間食の頻度、唾液の性質、生活リズムなど、
いわば“生活の質”の反映です。
この考え方、すなわち**カリオロジー(Cariology)**の視点は、
まだ一般誌には十分には届いていないように感じます。
とはいえ、『Tarzan』のような人気雑誌が再び歯を特集することは、
多くの人が「歯を見直す」きっかけになる、良い流れです。
毎日の食事や生活習慣の積み重ねが、歯の未来を決めます。
15年前の雑誌を手に取りながら、
「変わらない大切さ」と「まだ伝えきれていない本質」──
その両方を改めて感じました。
一番町矯正歯科 DENTAL CLINIC
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※一般歯科と矯正歯科で開院日・診療時間が異なります。
※土曜診療は月3回(不定期)の頻度にて診療いたします。
※月・火は応相談です。
※学会・出張等で臨時休診の場合があります。
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麹町駅 東京メトロ有楽町線 3番出口 徒歩2分
半蔵門駅 東京メトロ半蔵門線 5番出口 徒歩3分(エレベーターあり)
市ヶ谷駅 JR総武線、東京メトロ有楽町線・都営新宿線
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※駐車場はありませんのであらかじめご了承ください。
※保険診療の施設基準についてはこちら
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